農の逸品

農の逸品

国産農具は昔からその地方、地域に合わせた形が一般的とされ、独自に進化してきました。
作物によっても多くの種類が異なってくる、特色ある道具が農家さんが使う農具なのです。
あぐりの蔵で販売しているものは、例えば鍬だけでも100種類以上にも及びます。

地域によって固い土もあれば、柔らかい土壌もあります。
更には作物によっては土の入れ方も変わってきます。
その土地、作物、しいてはその道具を使う人に合わせたサイズなど、
日本人ならではのアイデアと工夫で様々な道具が発明されました。

しかしながら大量生産時代の昨今、均一の商品が数々作られ、
使い捨て感覚で農具が使われ捨てられていく…。
本来、農具というのは使えば使うほど手になじみ愛着が湧いてくるもの。
農家さんの倉庫にも代々受け継がれてきた農具がきっと保管されているはずです。

いいものを末永く、修理しながら使っていく。
日本の古き良き時代にはこうした文化が根づいておりました。

メイドインサンジョウの誇り
鍛冶職人の町・三条あぐりの蔵がある地元・三条市は昔ながらの一丁づつ鋼と鉄を鍛えて作る鍛冶屋職人がまだ存在します。
彼らは各地域の特徴に合わせた農具を製作することができます。
さらには農具を使う農家さんの細かい要望に応えることはもちろん、今まで使用してきた愛着ある道具の調整まで行うことで、海外製品や大量生産品では決して真似できないオンリーワンの道具を提供してきました。

このことは金物の町と言われる三条の誇りでもあります。

こだわりの農の逸品を使い、世界に通用するおいしい味の農産物を提供していく「農の逸品」とは職人が使い勝手のいい道具となるようにと気持ちを込めて作った農具のこと。使いやすさとデザイン性も重要ですが、匠の技が農家の手と融合して初めてその真価を発揮します。
切れ味という言葉は日本だけ、世界どこを見渡しても道具に味の感覚を求める国はありません。この味を左右する道具を使いこなし、世界に通用するおいしい味の農産物を提供していく農家さん。
そんなお手伝いを「あぐりの蔵」はしていきたいと考えています。

世界でも類を見ないと言われてる日本の道具づくりへのこだわり!
ひとつの伝統工芸とも呼べるこの道具とそれらを作り出す匠の技。
これから先も全国各地にある日本産の道具を守り続けていきます。

私たちは農家さんが使用する道具へのこだわりで応援をします。

「あぐりの蔵」へお越しの際は、全国各地の鍬の種類の多さや、
地元三条の鍛冶屋が鍛え上げて作り出した道具の数々をじっくりとご覧ください。

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